よく「ピーリング って聞くけどお肌にいいの?」「刺激が強いイメージ」などの声をききます。
ピーリング とは実際どんなことをして、どんな効果があるのでしょう。
【ピーリング とは】
肌の表面には「角層」という層があり、肌を外敵から守っています。角層には「角層細胞」が並び、その隙間を「細胞間脂質」が埋めています。角層細胞はすでに死んだ細胞で、役目を終えると日々自然に剥がれ、肌の奥から新しい細胞が生まれてきます。
この繰り返し(新陳代謝)により、肌は健康な状態を保っていられるのですが、加齢やストレス、乾燥などの影響で、不要になった細胞が剥がれにくくなり、代謝が乱れてバリア機能が低下することがあります。
そのような状態を防ぎ、バリア機能の高い、美しい肌を保つのが「ピーリング(角質ケア)」です。
【ピーリング で肌が綺麗になる仕組み】
☆ターンオーバー機能を高める
ターンオーバーのサイクルが遅くなると古い角質が残りお肌をくすませてしまいます。
そこでピーリングで余分な角質を取るとターンオーバー機能が活発になりメラニン排出を促します。これにより、お肌の色が明るく感じるのです。
また毛穴の黒ずみ・開き・ニキビ予防にも効果的です。
☆コラーゲンを増やす
お肌が生まれ変わると、コラーゲンを作る細胞も活性化してコラーゲンを増やし始めます。
これが肌弾力を回復させて、シワやたるみ改善につながります
☆化粧品の浸透をよくする
古くなった角質が溜まると、肌がごわついてかたく感じられます。
こんな状態では肌にどんな高い化粧品を塗っても効果は感じにくいです。
ピーリングを行うと、肌が柔らかくなり化粧品の浸透率もアップしていい肌環境をもたらしてくれます。
【ピーリング はお肌に良い!?良くない!?】
ピーリングは皮膚表面の皮を専用の酸で溶かすことから、治療中は軽い刺激があり、その後は赤みが軽く生じたり、乾燥をすることもあります。
太陽の紫外線に当たると日焼けをしやすく、デリケートな状態は肌荒れを起こしやすいです。
お手入れを受けるのであれば必ず紫外線対策をすること、日焼け止めクリームを塗ったり帽子や日傘で肌を守るようにしましょう。
皮膚の表面に医薬品の酸を塗布して、不要な古い角質層を溶かしますので、新しい皮膚細胞との入れ替わりがしやすくなり、ターンオーバーが正常になります。
不調のない皮膚はターンオーバーが順調であり、自然に皮膚細胞が生まれては押し上げられるので、常に若々しい肌を維持することができます。
サイクルが乱れると角質が表面に蓄積をしたり、ニキビのもとになる毛穴の詰まりにもつながるため、定期的に頑固な汚れの除去が必要です。
正しい方法と頻度で行うこと、紫外線対策をキチンとして、肌の保湿ケアをすることを守れば、ピーリングは肌にとってよい効果をもたらします。
【まとめ】
今回、なんとなく知っているようで知らなかったピーリング についてご紹介させて頂きました。
ピーリング は肌に嬉しい結果を与えてくれるものですが、使い方を間違えると、悲しい結果になりかねません。
しっかりとした知識をつけた上で、正しいケアをしていきましょう。