全身脱毛にまつわる噂のなかに、「全身脱毛には副作用や後遺症がある」というものがあります。
この噂を信じて、全身脱毛することをためらう人も少なからずいます。
では、本当に全身脱毛には副作用や後遺症があるのでしょうか?
今回は、体に与える影響についてご紹介します。
【可能性がある副作用】
■施術後の皮膚の赤み
全身脱毛の施術後、皮膚に赤みが出てしまうことがあります。
脱毛の施術は、皮膚にレーザーを照射して毛根を除去するという方法で行われます。脱毛器から照射されるレーザーは熱を持っていますので、レーザー照射直後の肌には火照りや赤みが生じてしまうのです。
全身脱毛後の肌の赤みを抑えるには、施術後の脱毛部位を冷やし、保湿ローションを塗るなどのアフターケアが必要になります。十分なアフターケアを行えば、赤みは1週間程度で引きます。
■硬毛化
全身脱毛の施術をすることで、毛が太くなったり長くなったりすることがあります。
この症状を硬毛化と呼びます。
硬毛化の原因は毛根の活性化です。毛を除去しきれないレベルの弱い熱量を毛根に照射した場合、毛根はその熱で活性化してしまい、毛を太くたくましい状態へと成長させてしまうのです。
この硬毛化は脱毛サロンの光脱毛で発症することが多いですが、医療脱毛でも発症してしまうことがあります。
■毛や汗が増える
低出力の弱い熱量が、毛穴内の汗腺を刺激してしまうことがあります。この刺激を受ける汗腺は普段使用されていない汗腺なのですが、レーザー照射を受けて活性化してしまい、汗を分泌するようになってしまいます。
このことにより、全身脱毛後に汗を大量にかくようになってしまうのです。
また、レーザー照射で毛穴の中が活性化することで、今まで毛が生えていなかった毛穴から毛が生えてくることもあります。これが増毛化につながります。
【体に与える影響】
■ガンになる?
全身脱毛をすることによって皮膚ガンになるといった噂がありますが、これは間違いです。
脱毛に使用されるレーザーは皮膚の表面から3~4ミリ程度までにしか届かず、血管や内臓といった人体の深部まで影響をあたえることはありません。
また、皮膚ガンの原因となる光線は紫外線ですが、脱毛に使用されるレーザーは赤外線なので、皮膚ガンになる可能性はないのです。
■妊娠初期の胎児への影響
脱毛サロンや脱毛クリニックでは、妊婦さんの脱毛はNGとなっています。
このことから、脱毛施術は胎児へ悪影響があるように感じますが、実際は脱毛施術の胎児への影響は全くありません。
上でも記述したように、脱毛器のレーザーは皮膚の表面にしか影響を及ぼさないため、胎児には全くの無害なのです。
脱毛サロンや脱毛クリニックが妊婦への脱毛をNGとしている理由は、妊娠中の女性は体質が変化していて肌荒れが起きやすく、さらに痛みやストレスに敏感になっているからです。
たとえ、妊娠していることに気づいていなかった妊娠初期に脱毛施術をしていたとしても、胎児には何も悪影響はないのです。
【まとめ】
全身脱毛でガンなどの乱れのような後遺症は発症しません。
しかし、肌の赤みや増毛化、汗の量が増えるといった副作用は発症してしまう可能性はあります。
そういった全身脱毛による副作用の発症はサロン脱毛での施術に多いため、副作用のリスクを少しでも軽減したい人には医療脱毛がおすすめです。
まずは気になる脱毛クリニックをチェックしてみましょう!