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ヒアルロン酸浸透しない!?

こんにちは♪

今日は、化粧品で定番の保湿成分『ヒアルロン酸』について☆

保湿成分としてお馴染みのヒアルロン酸は実は、人の肌に元々存在して重要な役割を果たす成分なんです。
ヒアルロン酸の主な働きは、真皮でコラーゲン・エラスチン・線維芽細胞などと共に肌を支えること。
加齢や外部刺激などによって真皮成分、コラーゲン・エラスチン・線維芽細胞・ヒアルロン酸などが不足してくると、お肌のハリ弾力がなくなったり、シワの原因となります。

ということは、ヒアルロン酸を塗ればお肌にハリが出てシワがなくなるんだ!
と期待しちゃうような説明ですが実は、そう簡単なことではないんです。
一部の医薬部外品の成分などを除いて、化粧品が浸透するのは角質層まで。

その角質層が、どこかというと。。。
お肌の表面のわずか0.02mmの部位です。
つまり化粧品で、肌にヒアルロン酸を塗ったところで、真皮にあるヒアルロン酸を補給することは出来ないんですよね。
角質層への浸透うんぬんは薬機法絡みの話なんですが、物理的にもヒアルロン酸は浸透することができません。
表皮に浸透するのは、分子量3000以下、真皮に浸透するのは分子量500以下が目安です。
そしてヒアルロン酸の分子量は、50万~200万程度。
加水分解して小さくしたものでも1万程度なので、真皮どころか表皮に浸透することも難しいです。

じゃあヒアルロン酸が入っている化粧品って意味がないの?
と思っちゃうかもしれませんが、ヒアルロン酸は意味のある成分です。
実は、ヒアルロン酸というのは真皮だけでなく、表皮や関節・目などにも存在し、体内で水分を抱え込む成分なんです。
角質層より先に浸透しなくても、お肌の表面(角質層)で潤いをギュッと抱えてくれる効果があります。
そもそも基本的なスキンケアで大切なことは「角質層を潤いで満たして水分の蒸発を防ぐこと」
ヒアルロン酸単体ですべての機能を果たすわけではありませんが、高い保水力を持つヒアルロン酸は、基本的な保湿のスキンケアにおいて重要な役割を持っているんです。

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