まずはじめに脱毛とは?
体毛を意図的に除去することであり、美容あるいは身だしなみの観点から行われます。
ワックス脱毛、レーザー脱毛、ニードル脱毛などの方法があり、かつては女性による脱毛が主流であったが、近年は男性が行うことも少なくありません。
それでは脱毛の仕組みについて見ていきましょう!
毛は、皮膚から出て目に見える部分「毛幹」と皮膚の中にあって目に見えない「毛根」に分けられます。
・毛を作り出しているのは「毛根」です
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・球状に膨らんだ毛根の根元は「毛球」と呼ばれ、毛球の内側にあるのが「毛乳頭」です
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・毛乳頭は、毛細血管が運んでくる栄養分を取り組み、毛球内部にある「毛母細胞」に与えます。
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・栄養分を受け取った毛母細胞は分裂を繰り返し、次々に細胞を押し上げ、毛が成長します。
脱毛と毛周期の関係って?
脱毛をするときには、毛周期の仕組みを知っておく必要があります。
なぜなら、脱毛は毛周期に合わせて照射を行うからです。
毛周期の仕組みやサイクルを知っておくことで、効果的な脱毛について理解することができます。
毛周期とは?
人間のムダ毛は、
【成長期】
↓
【退行期】
↓
【休止期】
の三段階サイクルを繰り返し生え変わっており、これを毛周期と呼びます。
☆成長期:成長期は「成長前期」と「成長後期」の二つに分かれます。
・成長前期…毛根にある毛母細胞が、毛乳頭からの指示によって、細胞分裂することで毛を増やす。
・成長後期…さらに毛が成長し、肌の表面に現れる。
☆進行期:毛の成長が止まり、毛が弱まります。さらに毛が毛根から離れた状態になり、自然に毛が毛根から抜け落ちるようになります。
☆休止期:完全に毛根から毛が抜け落ち、次の新しい毛を生やす準備を始めます。
自己処理を続けているとこんなトラブルが!?
・埋没毛:剃刀や毛抜きを使って自己処理をしている際によく見られます。毛が皮膚の下に埋まってしまい、炎症を起こしてしまったり、皮膚組織へダメージを与えたりします。
・色素沈着:ワキなどの色素が沈着しやすい部位では、ムダ毛の処理を続けることでお肌が黒ずんでしまうことがよくあります。発毛の多い部位は、炎症や刺激によってメラニン細胞の活動が活発になってしまい色素沈着が起こりやすい状態になりやすいのです。
・肌あれ、乾燥:自己処理により角質層がダメージを受けると、お肌を正常に保っている機能が崩れてしまい、肌あれの原因となります。
【まとめ】
今回は脱毛の仕組みや毛周期について説明しました。
脱毛の仕組みを知ることで、自分にあった施術方法を選択できます。
それぞれ脱毛方法によるメリット、デメリットをふまえ、あなたに合った方法を選んでくださいね。